量産品におけるスタンダードフィンの適用事例
CASE 01モーター放熱量向上による、チョコ停改善・故障率削減(モーターメーカー様)
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モーター軽量化のためにフィン無しハウジングを採用したが、放熱が追い付かずモーター故障、交換が頻繁に発生していた。
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ハウジングにスタンダードフィンを巻き付けることでモーター表面温度は約20℃低下。さらにダクト構成+強制空冷によって約45℃の低下を実現。放熱量が向上によって高品質、高寿命、生産性向上を達成。環境温度以上でも使用可能となり、出力向上やサイズダウンにも繋がった。
CASE 02ハウジングの放熱性能向上で使用温度範囲拡大(ポンプーメーカー様)
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フィン付ハウジングはフィン部分厚みの関係で、表面積拡大に限界があり、放熱性能を向上が困難であった。
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ストレートハウジングにスタンダードフィンを巻き付けることでモーターの表面積を大幅に拡大。放熱性能が向上し、使用温度範囲拡大。ポンプ発熱の流体への影響が削減されたほか、ハウジングの金型費削減、開発期間短縮の付帯効果も。小型化・軽量化によって商品提案の幅も広がった。
CASE 03薄板金属伝熱フィン採用で製品重量を約50%軽量化(電気メーカー様)
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軽量化・小型化・高性能化を両立するには標準のヒートシンクでは熱設計が厳しく、課題解決が困難だった。
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設計自由度の高いスタンダードフィンで最適形状を追求。試作時、量産時とで同一仕様のフィンで製作できるため、少量での製作後、量産移行時のギャップを解消。極めて軽量なため、取り付け金具の簡素化や耐震基準認証にも貢献。商品化時の金型投資削減や商品バリエーション増加にも繋がった。
CASE 04FA装置のイノベーション(FA機器メーカー様)
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FA装置の開発において、ヒートシンク設計は最後になることが多く、必要なスペースがなく形状実現が困難になりがちだった。
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スペースに最適な形状のカスタマイズフィンを取り付けることで、温度分布ばらつき低減や放熱性能向上を実現。FA機器の高品質化、生産性向上に繋がった。当社が熱と構造の設計支援させていただくことで、開発期間の短縮に貢献。
広がるスタンダードフィンの可能性
スタンダードフィンの軽さ、フレキシブルさを活かした取り付け自由度、金型費不要の低コスト性を活かして、さまざまな分野における量産設備・機器の開発に貢献いたします。熱課題でお困りの方は、ぜひご相談ください。
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モーター
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ポンプ
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シリンダー
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ヒーター
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バルブ
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高温用センサー
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ボイラー
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炉
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熱交換器(多管式、二重管式)
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LED照明
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ロボット
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アクチュエーター
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PLC
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搬送機器(コンベア等)
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半導体検査装置
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サーバー用放熱フィン
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熱電発電システム
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車載部材(ヘッドライト等)
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航空機部材
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船舶部材
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大型トランス放熱板
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廃熱回収装置
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etc...