概要
弊社では金型の冷却水管やアルミ配管内部にフレキシブルさと金属のバネ性を利用して後付けするフィンである、フォールディングフィンアルミパイプ内側用を販売している。今回は穴の開いたアルミブロック内にフィンを設置して、どの程度の効果が出るかを実測で確認する。
測定装置・条件
・測定条件
入口側:0.35MPa空気流入、約27℃ 出口側:大気開放
アルミブロック温度:1.約60℃ → 約30℃ 2.約80℃ → 約30℃
・測定手順
1.ヒーターにてアルミブロックを所定の温度(60℃、80℃)に昇温する。
2.ヒーターをOFFにし、エア配管を接続して冷却エアを流す。アルミブロックが30℃になるまでの時間を測定する。
測定結果
・アルミブロック冷却時間
1.60℃ → 30℃ の場合
フィン無し:約132秒 フィン有り:約75秒
→ フィンの設置により、冷却時間を約43%短縮することができた。
2.80℃ → 30℃ の場合
フィン無し:約175秒 フィン有り:約104秒
→ フィンの設置により、冷却時間を約41%短縮することができた。
フィンを挿入するだけで冷却時間を短縮でき、放熱効果の向上が確認できた。