Vol.9 熱交換器を小型化するには

課題:熱交換に必要な距離を短くしたいです

一部の二重管式熱交換器やEGRクーラーにおいては中央の流路が気体となり、その周囲に液体が流れることで熱交換する構成となっています。

気体-液体の熱交換器では液体側の熱伝達は十分である場合が多く、気体側の熱伝達は形状の複雑化や伝熱面積の増大によって稼いでいます。

気体側の熱伝達が良くなれば熱交換に必要な領域が小さくて済みますので、熱交換器全体としてコンパクト化することができそうですが、何か案はありますでしょうか。

熱交換に必要な距離を短くしたいです

解決提案:気体側のフォールディングフィン設置をご検討ください

フォールディングフィンは薄板金属を折り曲げて製作している製品であるため柔軟性があり、パイプのような曲面に巻きつけて設置することが可能です。

気体側の流路が円管である場合は、流路内の外壁に沿うように設置することで伝熱面積の拡大が可能です。

更に右図のような形状のフォールディングフィンを設置した場合は伝熱面積の拡大に加えて、流体がパイプの壁面付近を流れやすくなることで外部流体側との熱交換効率が良くなりますので、熱交換器全体としてのコンパクト化に貢献できる可能性があると考えます。

気体側のフォールディングフィン設置をご検討ください

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