薄板放熱フィンで配管・放熱管・金型・設備等の熱交換効率拡大

(廃止)フォールディングフィンパイプ内側用 アルミ 溶接あり

丸まった伝熱フィンを配管に押し込むだけ。アルミ配管 JIS 規格φ12~φ60 用

省エネ対策、環境対策、熱交換性能向上に必須のパラメータである“表面積”を“後付け”で拡大できたら...。そんなコンセプトから生まれた、『スタンダードフォールディングフィン アルミパイプ内側用』は薄板金属を折り曲げて製作した、弊社オリジナルのフィン形状です。
既存設備にもすぐに取り付けて表面積を拡大できるように、表1に示す、アルミJIS配管φ12~φ60の内径に合わせてスタンダード化しております。表2に示すように、内径によりフィン枚数が固定されていますので、製品図番のdに内径寸法、Wには材料巾(流路長さ)を指定して、発注頂く形となります。
本製品は、多品種少量に特化した生産設備を開発し実現しておりますので、加工範囲内であれば、金型交換無しで、フィンピッチ、フィン高さ、フィン枚数を自由に変更でき、設定したフィンを1個からでも製造できます。表1、2に無い寸法であってもカスタマイズ対応可能ですし、ステンレスや銅の加工についても対応可能(製造範囲は変わります)ですので、要望ありましたら、お問合せ下さい。
拡大される表面積は内径φ10の時で約3.4倍、内径φ57.6の時で約16.8倍となります。接触熱抵抗、熱伝達率などが取付方法、流体、環境により変わるため、表面積10倍で性能10倍となりませんが、これまで配管中心を熱交換せずに通り抜けていた流体を減らすことで、性能向上へと繋がります。薄板(t0.2)を使用する事で、圧損上昇も最小限に抑えていますので、先ずは既存設備に挿入して頂き、新商品をお試し頂ければと思います。

特徴

  • 01 高性能化

    これまで取り付けられなかった場所に取り付けられることで、製品の高性能化が見込めます。表面積を 内径により、3~16倍に拡大できるため、熱交換面積拡大、触媒反応面積拡大などが実現可能です。また、配管中心付近はこれまで、通り抜けていただけですが、フィンを差し込むことで、フィン先端の集合部分は邪魔板の役割も果たし、熱伝達率の向上にも寄与します。

  • 02 後付け

    フレキシブルさと金属のばね性を利用して、配管内に押し込むことで設置できます。後付けで設置できるため、現状設備の通常配管にも追加できる画期的な商品です。また、フィン付配管とは違い、必要な部分だけに設置できるため、無駄な圧損上昇もありません。

  • 03 軽量

    薄板金属を折り曲げて作製しているため、フィン厚みも板厚の2倍と薄く、非常に軽量な部品となっております。現状設備に取り付けても大幅に重量が増える事はありません。

製品仕様

材質 アルミ A1050
フィン板厚 0.2mm
内径 10mm〜57.6mm(JIS規格)
フィン高さ 高さの異なるフィンを規則的に配置。
フィンピッチ 3.01mm〜3.73mm
フィン巾 100mm
フィン長さ 31.4〜181.2mm
山数 11〜61
フィン枚数 10〜60枚
重量 6.2〜129.0g

※商品選定方法
①表1より、使用しているパイプの外形・肉厚から内径を確認します。少し縮めて押し込むので、同じ径が無ければ近い大きい径をお選び下さい。
②図番は FFIP2-A-d の d に選択した内径を入力したものになります。内径 20.0 の場合、図番は FFIP2-A-20.0 となります。
③フィン数などは表2より、表 1 の使用内径と同じ色の行の板厚・フィン数が適用されます。

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