フィンピッチが狭く、フィン高さが高い、高アスペクト比を実現。
平面にも曲面にも取り付け可能な銅製ウェーブフィン
「ウェーブフィン WA(wavy fin, ruffled fin, waved fin)」はフィン部分が波打った形状をしている伝熱フィンです。フィン部分の形状の特徴から、国内ではウェーブ、ウェービング、ウェービーフィン、海外では wavy, waved, ruffled fin と呼ばれます。また、波形状の直線部分が長いフィンはヘリンボーンフィン(herringbone fin)と呼ばれます。
ウェーブフィンの熱交換性能はコルゲートフィンとオフセットフィンの間と言われますが、フィンピッチを狭く、フィン高さを高くすることで、高性能化しました。また、ウェーブフィンの特徴として、オフセットフィンに比べ、ゴミが詰まり難いという効果もあるようです。
弊社のウェーブフィンはプレス加工の特徴を生かした独自設備により作製しております。そのため、フィン高さのばらつきが小さく、後工程(接合や組立)での生産効率の向上、性能の安定化が期待できます。
今回は、高性能な微細ウェーブフィンを1形状、スタンダード商品化しました。ペルチェ素子の冷却、モーター曲面への貼り付け、配管への巻き付けなど、様々な場所でご使用いただけます。
また、一般的に伝熱フィンを作るためには、専用金型や専用設備など、大きな投資が必要ですが、弊社ではコア部分を標準化することで、カスタマイズ形状であっても償却費を低減させることが可能です。高さ違いやフィンピッチ違いが必要な方も是非、お問合せ下さい。