概要
液体窒素は低温源として実験用、工業用、医療用など様々な用途で用いられる。低温流体であることから、液体窒素の流れる配管には着霜が発生する。特にバルブ部分に着霜が生じると動きが悪くなるため、弊社フィン部品を設置することで着霜を防止できないか、熱流体解析を実施して確認する。
解析モデル・条件
解析条件
配管内 -196℃固定面で設定(実際は液体窒素が流れる)
周囲環境 25℃、乾燥空気、無風(自然空冷)
フィン材質:A1050 バルブ材質:ステンレス(SUS304)
解析結果
・測定点の温度
フィン無し:-6.6℃ フィン有り:17.3℃
→ フィンの設置により、
測定点の温度が0℃以上となった。
従って、着霜が発生しなくなると
考えられる結果を得た。
今回測定点とした場所はバルブの摺動部分
付近であるため、動作不良の防止に
つながると考えられる。