薄板放熱フィンで配管・放熱管・金型・設備等の熱交換効率拡大

解析事例Vol.10 バルブの着霜防止

概要

液体窒素は低温源として実験用、工業用、医療用など様々な用途で用いられる。低温流体であることから、液体窒素の流れる配管には着霜が発生する。特にバルブ部分に着霜が生じると動きが悪くなるため、弊社フィン部品を設置することで着霜を防止できないか、熱流体解析を実施して確認する。

解析モデル・条件

バルブの着霜防止 全体モデル
フィンモデル:フォールディングフィンOPFF

解析条件
配管内 -196℃固定面で設定(実際は液体窒素が流れる)
周囲環境 25℃、乾燥空気、無風(自然空冷) 
フィン材質:A1050 バルブ材質:ステンレス(SUS304)

解析結果

・測定点の温度
 フィン無し:-6.6℃ フィン有り:17.3
 → フィンの設置により、
   測定点の温度が0℃以上となった。
   従って、着霜が発生しなくなる
   考えられる結果を得た。

今回測定点とした場所はバルブの摺動部分
 付近であるため、動作不良の防止に
 つながると考えられる。

温度分布断面図

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