概要
弊社ではヒートシンクのフィン部分や熱交換器に搭載されるフィンとして、ウェーブフィンおよびウェービングフィンを販売している。今回は発熱体の直上にヒートシンクの代わりとしてウェーブフィンやウェービングフィンを設置して、放熱性能がどのようになるか実測で確認する。
測定装置・条件
・測定内容 底面にヒーターを設置した風洞を用意し、ヒーターを発熱させる。ヒーター上にフィンを設置して風洞に空気を流して、ヒーター温度を確認する。
・測定条件 ヒーター発熱量:9.6W 流入気温:約25℃ 風速:約6m/s
測定対象フィンはウェービングフィンの高さ4とウェーブフィン。ウェーブフィンは柔軟な製品であるため、圧縮配置も試した。
測定結果
・ヒーター温度上昇
フィン無し:約62℃ ウェービングフィン:34.8~31.5℃ ウェーブフィン:19.2~18.3℃
→ 各フィンの設置により、ヒーターの温度上昇を1/2~1/3程度に抑えることができた。
熱抵抗計算でも同様となり、放熱性能が向上することが示された。