省エネの小話 1 熱交換器用フィン
2023.8.21
こんにちは。新事業推進部です。
今回からメンバーで順番に役に立つ情報を発信していきたいと思います。
省エネの小話、第1回は熱交換器用フィンについてです。
弊社HPまでたどり着いた方は熱の扱いに困ってる方が多いと思いますので、熱交換器もご存じかと思いますが、一般的に熱交換器は2流体の熱エネルギーを効率よく移動させるものであり、効率が良ければそれだけ省エネになります。
性能値である熱交換量は熱伝達率×表面積×温度差で決まりますが、温度差は使用環境によって決まるので、熱交換器用フィンによって、熱伝達率、表面積を向上する必要があります。
これから熱交換器を設計したいけど、金型費をかけてフィン形状を作るまでは難しいという方向けに、弊社では熱交換器用フィンをご用意させて頂いています。商品紹介はコチラ
弊社の熱交換器用フィンはフィン部分が波形状になっているのが特徴です。波のきつい、中くらい、ゆるいの3種類あり、それぞれ最大高さが4mm、6mm、10mmとなっています。規格の最大高さ以上に加工する場合は別途金型費が必要ですが、上限以下の微調整は可能ですので、品番にない高さもご相談下さい。
因みに波がきついフィンはオフセットフィン相当、ゆるいのはコルゲートフィン相当の熱伝達率と圧力損失になるので、実験で最適なフィンを見つける事が可能です。
また、弊社では様々な熱交換器用高性能フィンの試作実績がありますので、熱交換器用フィンの開発をしていて、製品実現に困っている方は是非、ご連絡下さい。
材質についても、アルミ、ステンレス、銅だけでなく、インコネルやハステロイ、モリブデンといった特殊材の加工実績もあります。
定置用、船舶用、車載用、航空機用だけでなく宇宙にまで弊社で製作したフィンが使用された実績があります。品質についてもご安心下さい。
熱交換器用フィン以外にも熱に困った場合はご相談下さい。