アルミ配管内側の表面積が最大16倍。丸めて、押し込むだけの伝熱フィン。
パイプ・配管
内側挿入フィンのIPFFシリーズは、配管に後から挿入可能な伝熱フィンです。既存設備にもすぐに取り付けて表面積を拡大できるように、スタンダートフィンとして販売しています。アルミ製は、アルミJIS配管φ12~φ60の内径用、ステンレス製は、ステンレス配管8A10S~100A10Sの内径用となっています。
本製品は、多品種少量に特化した生産設備を開発し実現しておりますので、加工範囲内であれば、金型交換無しで、フィンピッチ、フィン高さ、フィン枚数を自由に変更でき、設定したフィンを1個からでも製造できます。スタンダードフィンに無い寸法については、カスタマイズ対応可能であり、アルミ、ステンレス以外に銅や特殊材の加工についても対応可能(製造範囲は変わります)です。要望ありましたら、お問合せ下さい。
拡大される表面積は内径φ10の時で約3.4倍、内径φ57.6の時で約16.8倍となります。接触熱抵抗、熱伝達率などが取付方法、流体、環境により変わるため、表面積10倍で性能10倍となりませんが、これまで配管中心を熱交換せずに通り抜けていた流体を減らすことで、性能向上へと繋がります。薄板(t0.1~0.2)を使用する事で、圧損上昇も最小限に抑えていますので、先ずは既存設備に挿入して頂き、新商品をお試し頂ければと思います。