金型の冷却流路に挿入可能なフィン
流路内側挿入フィンのIPFFシリーズは、金型の冷却流路に後から挿入可能な伝熱フィンです。φ10の冷却流路にすぐに取り付けて表面積を拡大できるように、スタンダート品として販売しています。
本製品は、多品種少量に特化した生産設備を開発し実現しておりますので、加工範囲内であれば、金型交換無しで、フィンピッチ、フィン高さ、フィン枚数を自由に変更でき、設定したフィンを1個からでも製造できます。スタンダード品に無い寸法であってもカスタマイズ対応可能であり、アルミ以外にステンレス、銅や特殊材の加工についても対応可能(製造範囲は変わります)です。要望ありましたら、お問合せ下さい。
拡大される表面積は約3.4倍となります。接触熱抵抗、熱伝達率などが取付方法、流体、環境により変わるため、表面積10倍で性能10倍となりませんが、これまで冷却流路中心を熱交換せずに通り抜けていた流体を減らすことで、性能向上へと繋がります。薄板を使用する事で、圧損上昇も最小限に抑えていますので、先ずは既存金型に挿入して頂き、新商品をお試し頂ければと思います。