専用取付け金具でパイプに簡単固定。6A~300A、10~300mmでラインナップ
パイプ・配管 外側巻き付けフォールディングフィン『OPFF』は、配管に後付け可能な伝熱フィンです。薄板金属を折り曲げて製作しているため、金属特有の高熱伝導率を有しながら、薄板金属の軽量・フレキシブルで高強度という特徴があります。そのため、設備や工場の配管に後から巻き付けられ、配管の熱交換面積を拡大させることで、熱交換性能を向上させることができます。
『OPFF-set』はフィン、すだれ金具、バインダー、ネジ・ナットがセットになった商品です。フィンにすだれ金具を被せてから配管に巻き付け、両サイドの合わさった部分にバインダーを差し込み、最後にねじ止めをして固定する仕様です。簡単にしっかりと固定することができ、ねじ止めなので、取り外す事もできます。接着剤などと組み合わせる事で、さらなる性能向上や完全固定も可能です。
※『OPFF』という、クリップ止め用も販売中です。『OPFF-set』よりも簡易的に固定が可能です。
現在、6A~300A、10~300mmの配管用をラインナップしていますが、設備加工範囲内であれば、1個からでも自由な寸法でカスタマイズ品の作製が可能です。特殊な配管径やフィン高さを変更したいなど、様々な変更が可能です。また、金属材料についても、アルミ、ステンレス、銅をはじめ、曲げ加工が可能な薄板金属材料であれば、加工可能(材質によって加工範囲は変わる)です。
事前に取り付け後の効果を確認したい場合は、熱流体解析ソフトを用いたシミュレーションにて、予想必要数を検討する事も可能です。カスタマイズ対応に関してもお気軽にご連絡頂ければと思います。
カスタマイズ対応について
図の加工範囲内であれば、ピッチ、高さを変更できます。新たな金型投資無しで、オリジナル寸法の製作が可能です。フィン形状によっては、専用取付け金具(すだれ金具、バインダー)が使用できず、取付金具もカスタマイズとなり、割高になる可能性があります。
例)材料アルミで板厚0.3㎜の場合、ピッチは6㎜であれば、フィン高さは5~75㎜の範囲で選択