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2025.7.03
空気圧制御機器の進化と“熱”に対する新たな課題
空気圧制御機器は、空気圧制御機制機器の密集化や高速応答化により発熱が顕在化しており、「空圧だから発熱リスクは少ない」という従来の常識は見直されつつあります。
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2025.6.30
飲料製造における「熱」の管理は品質と安全を支える要
飲料製造の現場では、加熱殺菌・冷却充填・低温保管といった温度管理が製品品質と食品安全の両面で重要な役割を担っています。そうした中で見落とされがちなのが、「配管まわりの放熱管理」です。
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2025.6.26
工作機械の性能と寿命を左右する“熱の管理”
マシニングセンタやNC旋盤などの工作機械は、より高精度・高速化が進む一方で、稼働時間の長時間化や密閉構造による内部発熱の蓄積が深刻な問題として浮上しています。
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2025.6.24
高精度化するカメラ機器と高まる放熱設計の重要性
高解像度・高速処理・長時間稼働を実現する高性能カメラが次々と投入、これに伴い、機器内部の熱設計が製品寿命や動作安定性に直結する課題が顕在化しています。
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2025.6.19
高出力化が進む大型照明機器と熱設計の課題
大型照明機器はLEDや高出力HIDをはじめとする光源の進化に伴い、より高輝度・高密度化が進んでいます。長時間の連続運転と高出力が求められ、その結果として発熱量の増加が避けられない構造となっています。
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2025.6.17
ヒーター周辺の放熱管理が製品価値を左右する時代へ
産業用ヒーターについて、近年は特に省エネルギーや安全性への関心が高まり、ヒーター単体の性能だけでなく、その周辺構造も含めた熱設計が求められるようになっています。
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2025.6.12
廃熱は“無駄な熱”ではない ― 配管からのエネルギー再活用の重要性
製造業における省エネルギー対策が年々求められる中、「排熱の再利用」は注目されるテーマの一つです。多くは、加熱・冷却工程に多量の熱エネルギーを消費し、プロセス終了後にそのまま大気へ放散しています。
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2025.6.10
工場配管に潜む「熱だまり」リスクとその影響
製造業の工場において、配管は原材料・流体・冷却水・排熱など、あらゆるものを搬送する重要なインフラです。しかし実際の現場では、熱関連のトラブルが多発しています。
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2025.6.05
工場におけるコンプレッサー設備と放熱の盲点
多くの製造現場で使用されているコンプレッサー設備は、圧縮空気の安定供給という役割の一方で、大量の熱を発生させる特性があります。
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2025.6.03
食品製造設備における熱管理の重要性
食品製造ラインでは、加熱・冷却・殺菌・充填といった複数の工程が連続的に行われ、それぞれの工程で温度管理が製品品質の鍵となります。
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2025.5.29
モーター周辺機器に潜む放熱課題とそのリスク
近年、モーターの高出力化・小型化が進む中で、制御盤や冷却装置、潤滑・冷却用の配管など、周辺機器における放熱の重要性が再認識されています。
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2025.5.26
化学プラントにおける配管の放熱課題とその解決策
化学系製造プラントでは、反応熱や工程上発生する熱を安全かつ効率的に制御することが求められます。
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2025.5.22
配管の冷却効率
産業用設備やプラントで使用される配管内の流体は、運転条件によっては適切に冷却する必要があります。冷却が不十分であると、装置の性能低下や安全リスクの増大につながることもあります。
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2023.8.21
省エネの小話 1 熱交換器用フィン
一般的に熱交換器は2流体の熱エネルギーを効率よく移動させるものであり、効率が良ければそれだけ省エネになります。弊社の熱交換器用フィンは最適なフィンを見つける事が可能になる様々な規格を用意しています。
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2023.5.09
「第35回優秀板金製品技能フェア」での受賞につきまして
職業訓練法人アマダスクールが主催する「第35回優秀板金製品技能フェア」にて、この度当社製品の「スリットフィン」が「経済産業大臣賞」を受賞しました。
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2023.5.09
「令和4年度 京都スマートプロダクト」認定につきまして
一般社団法人京都知恵産業創造の森が主催する「令和4年度 京都スマートプロダクト認定事業」にて、この度当社製品の「フォールディングフィン OPFF」が選定されました。
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2023.5.09
「第35回中小企業優秀新技術・新製品賞」での受賞につきまして
日刊工業新聞者 日刊工業産業研究所が主催する「第35回中小企業優秀新技術・新製品賞」にて、この度当社製品の「フォールディングフィン OPFF」が「優秀賞」を受賞しました。
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2023.5.09
「関西ものづくり新撰2023」選定につきまして
近畿経済産業局が主催する「関西ものづくり新撰2023」にて、この度当社製品の「フォールディングフィン OPFF」が選定されました。
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2022.9.02
第20回:パイプ・配管外側巻き付けフィン
最上インクスが開発した、フォールディングフィンについてのご紹介。当製品は後付け可能でありながら、放熱面積を素管の約10~20倍に増大させることのできる威力を持ちます。
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2022.8.17
第19回:バイオミメティクス(生物模倣)による技術の進化
バイオミメティクスは工業製品のいたる所で使われており、また、ナノテクノロジーの進化で、生物の微細構造を忠実にまねることができるようになったことが今後の技術開発に大きく寄与すると考えられます。
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2022.8.03
第18回:着霜を防ぐ表面の研究事例
超撥水膜をヒートポンプの室外熱交換器に適用すれば、1時間以上ヒートポンプを停止させずに運転でき、車の暖房と除湿が保たれることになります。しかし、現段階では長時間には耐えられず、まだ改良が必要です。
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2022.7.21
共同研究成果のご報告
既存設備・工場・プラントの配管に後付けで巻き付けて取り付け可能な伝熱フィン(OPFF)取付時の接触熱抵抗について、三重大学廣田教授とおこなった共同研究成果をご報告します。
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2022.7.19
第17回:ヒートポンプにおける室外機の着霜問題
外気が低い場合、ヒートポンプを使用すると結露が発生し、時間とともに結露水が凍結することにより熱交換が機能しなくなります。車の暖房にヒートポンプする際の課題もまだ決め手となる方法が見つかっていません。
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2022.6.20
第16回:両面放熱パワーモジュールを冷却する冷却器
両面冷却パワーモジュールを冷却する熱交換器の最大の課題は、パワーモジュールを両面から冷却する方法です。冷却水通路を並行に配列し、その間にパワーモジュールを挟み込み、効率よく冷却する技術を紹介します。
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2022.6.09
第15回:インバータの冷却機構
インバータの冷却機構には、片面冷却と両面冷却があります。両面冷却は、その構造から高い冷却機能と冷却装置のコンパクトさを実現できることからインバータ自体の小型化にも貢献しています。
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2022.5.16
第14回:電気自動車の熱マネジメント
電機自動車では、熱マネジメントが重要な課題となります。空気の加熱だけでなく、各種機器の冷却と温度管理も必要になるため、様々な熱マネジメント方法が検討されています。
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2022.5.16
第13回:電気自動車の空調方式と課題について
ハイブリッド車や電気自動車には暖房熱源不足の課題があり、様々な暖房機能が検討されています。効率的に熱を発生することはできますが、構造の複雑化やコストなどの問題も発生しています。
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2022.4.18
第12回:カーエアコンの冷凍サイクルとその課題について
カーエアコンの冷房は、二つの熱交換器と冷媒の圧縮装置、および減圧装置からなる冷凍サイクルを動かすことで成り立ちます。最近はカーエアコンの省エネ化のニーズが高まり、様々な検討が進められています。
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2022.3.24
第11回:カーエアコンのエバポレータにおける水はけ問題とその解決策のお話
カーエアコンのエバポレータは、構造上空気を冷却する際に凝縮水が発生します。水飛び現象などの問題を解決するために親水性を利用した表面処理を開発し保水量を低減させています。
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2022.3.02
第10回:「HVAC」と熱交換器のお話
カーエアコンの冷風、温風を作るHVACという製品の内部構造について説明します。シロッコファンから取り入れられた空気は、エンジンの発熱やエンジンの冷却装置を利用して、空気を冷却・加熱します。
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2022.2.21
第9回:「アルミニウム板材の耐食性」と熱交換器のお話
金属はそれぞれ持つ電位の高低差で優先的に腐食していく性質があり、この原理を利用してアルミニウム熱交換機器を孔食による貫通やガス漏れから守っています。
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2022.2.04
第8回:「アルミニウム板材の耐食性」と熱交換器のお話
熱交換機器はアルミニウムからできており、熱交換のため様々な腐食促進成分を含んだ外気環境に常にさらされているので、熱交換機器設計者にとっては如何に腐食を防ぐのかが大きな課題となります。
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2022.1.28
第7回:「アルミクラッド材」と熱交換器のお話
熱交換器の使用材料であるフィン材やチューブ材に使用されるアルミクラッド材の製造には、谷部に充填されるろう材であるフィレットの形成具合が極めて重要な指標となります。
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2022.1.18
第6回:「成形加工技術」と熱交換器の高性能、小型/軽量化のご紹介
新型熱交換器は、構想から量産に至るまでには3年~4年の歳月が必要となり、その間様々な部隊がコンカレントに活動することになります。総合的な努力により熱交換器の高性能化及び小型・軽量化が実現されます。
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2022.1.06
第5回:「ルーバフィンの微細化」と熱交換器の高性能、小型/軽量化のご紹介
ルーバピッチとフィンピッチには、伝熱性能を向上させる最適な関係性が存在します。伝熱性能を保ちつつ、熱交換器の小型/軽量化を実現するための技術をご紹介します。
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2021.12.14
第4回:「自動車用熱交換器」の高性能、小型/軽量化手法のご紹介
熱交換器の高性能、小型/軽量化を目指す中で、「重量が増す」「空気の通る抵抗が上がる」などの課題も多く表れました。これらの課題を解決したのが「チューブ、フィンの薄肉化」でした。
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2021.11.10
第3回:歴史から学ぶ「エバポレータ」の小型/軽量化技術開発のお話
約40年前に米国で主流となっていた「プレート積層型」のエバポレータは小型/軽量化技術開発において欠点を抱えていました。欠点を補うべく日本が独自開発した新機構のエバポレータについてご紹介します。
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2021.11.08
第2回:自動車熱交換器「エバポレータ」の小型/軽量化技術開発のお話
エバポレータは約30年間で体格、重量ともに1/4くらいの小型、軽量化が進みました。エバポレータの小型/軽量化を実現した考え方、開発した技術などをご紹介します。
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2021.10.14
第1回:自動車に使われる熱交換器あれこれ
自動車に用いられる熱交換器の種類・用途について説明します。自動車に用いられる熱交換器は車内の限られた空間に搭載されるため、小型化や燃費対策として過去より常に超軽量化が強く求め続けられております。